東京のまちなかで発見!こんなところにアボカドの木!その①
12/24,25 と東京、神奈川にてアボカドの木巡りをしました。旅の思い出を数回にわけてブログに残していくので、ぜひ見ていただきたいです。
江東区の和菓子屋さんにアボカドの木
この木は東都読売新聞のオンライン記事で発見しました。(江東区 アボカドの木 梅の家、と検索をかけるとおそらく出てきます、2012年7月6日の記事です)
ということで、目的地は東京都江東区。都営地下鉄新宿線東大島駅が最寄りでした。
この道沿いにアボカドの木があるはず
なのですが…
道路の幅がかなり広いし、なにか間違ってる?
と思ったのですが
でも…
グーグルマップを信じ、進み続けると…
おおっ!!あったーー!
「手作り和菓子 梅の家」の前にある街路樹の植え込みのようなところに、たしかに、アボカドの木がありました。
梅の家の方にお話を聞くと、15年ほど前に種をいくつか植えて、1番よく成長したのがこの木だとのこと。
小さい実をつけるが、収穫を迎える前に落ちてしまうものがほとんどで今までに収穫できたのは、まだ1つだけだそうです。
よく見ると小さい木もある。この中で、優秀なアボカドの選抜がおこなわれているんですね。こんなにも差がでるって、すごい…
この小さい木も、そのうち大きくなるのかなぁ。
まとめ
東京都江東区に樹齢15年ほどのアボカドの木が生育している。今のところ実をつけるが、収穫を迎える前に落ちてしまう。
たくさんのアボカドを収穫できるようになったらわくわくですね。
帰りに食べた和菓子の写真を撮り忘れてしまい、非常に残念なのですが…とても美味しかったです!
メリークリスマス🎄🎅🎁
昨日と今日とアボカド探しの旅をしました。
東京と神奈川で木を見て、無事に旅を終えようとしています。
ブログ更新しよう…
大阪高槻市にアボカドの木
大学の附属農場にアボカドがあったって?!
アボカドの勉強をはじめてからまだ1年しか経たないのですが、会う人会う人に「アボカドの木、知らない?」って聞きまくることにはだんだん慣れてきました。
あと、木を見てアボカドだと認識できるようになりました。絶対に見極める自信は全くないですが、1年前と比べたらアボカドマスターです笑
あるとき、大学の先輩にアボカドの木が京大の附属農場にあったとの情報をいただき、見に行った時のことを書きます。(2016年10月下旬のことです)
大阪、高槻市にアボカドの木
アボカドの木があったのは、大阪の高槻市にある京都大学附属農場(古曽部温室)。今は農場が高槻から木津に移転しているのですが、私が大学の学部生だった3年ほど前にはここで農業実習をしていました。
ただ、アボカドの木に関しては聞いたことがあったような、なかったようなという曖昧な記憶で、近くにあった31アイスクリームのことだけ、やたらはっきりと覚えていました。アボカドの木はたしかに、そこに、ずっと、あったらしいんですけどね。どうやら興味、関心があまりなかったみたい…
そして、こちらがアボカドの木
こんなに大きいのに気がつかないって…というつっこみはさておき、とても大きく、生育が旺盛な木でした。
ちょうど、建物(温室)に囲まれていて、風もあたりにくそうですね。
これ、実は複数の木が植えられていて、明らかにちがう形の2種類の果実が木にぶら下がってました。
樹齢は30年ほどの実生樹で、実をつけ始めたのはここ数年とのこと。
通常、収穫は年を越してかららしいのですが、(農場自体が高槻市のものとなり)木がいつ切られてしまうかわからないため、果実を収穫させていただきました。
細長いのはおいしかったです、丸っこいのは収穫時期があまりにも早すぎたのか、うまく追熟させることができませんでした。やはり収穫時期は大事みたいですね…
まとめ
大阪高槻市にあった京都大学の附属農場には樹齢30年ほどのアボカドの木が植栽されていて、実もつけていた。しかし、農場移転に伴い、農場だった土地は高槻市のものとなるたしく、今後どうなってしまうかはわからない。(木を残してほしい、切られたりしたら悲しすぎる)
最期に、帰りに食べたラーメンを…
と言ってもなぜかラーメンの写真がない…
写真はないですが、おいしかったです。
以上、大阪高槻市のアボカドの木の調査記録でした!
大阪の植物園にてアボカド発見!
大阪の植物園にアボカドの木があるらしい!!
きっかけは、ツイッターのこのツイート。
アボカドの木ですって。 pic.twitter.com/5crCxYxRzq
— amakuri (@coragem610) 2016年5月4日
どうしても木が見たいと思い、おそるおそるリツイートしたら、なんとアボカドの場所を教えていただけました!さっそく見に行くことに。
地下鉄の鶴見緑地駅から、案内板の矢印をたどっていくと咲くやこの花館にたどりつけます。
空がとてもきれいだったので普段はとらない写真をたくさんとり、とてもほっこりとした、優しい気持ちになっていました。
しかし、案外道のりが長かったうえに、のんびりしすぎてしまったせいで、咲くやこの花館についた頃には、なんと受付が終了していたというハプニング…
受付終了が16時半、17時閉館だそうです。ちなみについたのは16時35分…
むなしい気持ちと情けない気持ちでいっぱいでしたが、「アボカドの木を見るためだけに来たんです!」と伝えたら、やさしい受付のお姉さんが特別に入れてくれました。
そして、念願のアボカドを見ることができました。咲くやこの花館の温室を経由して、外に出たところにアボカドの木が植えられていました。
大きなアボカドの木が1本。案内していただいた方に聞いたところ、30年ほど前に植えられたが、まだ実をつけていないとのことでした。
中くらいのアボカドの木が1本。
そして、小さいアボカドの木が、広場みたいなところに3本。そんなに、小さくもないですが…
立派な木が見られて嬉しかった。とか
アボカドが実をつけやすくするために木をどんどん増やしていったのではないか。とか
そのうち、アボカドの森ができたらおもしろいなぁ。とか
いろいろ思うことはありましたが、
わたしにとって1番おもしろかったことは、
「なんで温室があるにもかかわらずアボカドの木が外に植えられたんだ?」
ってことでした。
アボカドは枯れない!って確信があったか、偶然だったかはわからないですが、30年前にアボカドを暖かい温室でなく、気温の下がる露地に植えた方はすごいです。
なんか理由があったのかなぁ…
まとめ
大阪、鶴見緑地公園内の咲くやこの花館では、露地にアボカドが植栽されている。一番大きい木は樹齢30年ほどだが、まだ実をつけていない。(…が、今後沢山の実を実らせることを楽しみにしている)
最後にほとんどみられなかった館内の写真を…
時間があったらもっと楽しめた自信があります。また今度、余裕をもってきたいですね!アボカドが実をつけたときにでも!
基本的なことなのかもしれないけど、わかっていなかった苗と実生の違い
アボカド栽培をはじめるとき、苗を買って育てるのもいいけど、種から育てるのもまたちがったおもしろさがあると思います。種からだと発芽するところから成長が見られるから愛着もわきやすいし、なによりお金もかからないのがいいですよね(笑)
でも、そもそも苗を買って育てるのと種から育てるのって何がちがうの?
わかっている人にしてみれば、あたりまえのことだと思うのですが、私ははじめわかってなかったですし、今も説明するときはいちいち苦労しています。
ここでは苗と種(実生)のちがいを説明してみたいと思います。
アボカドの殖やし方
まず、アボカドに限らず、植物の殖やし方は種子繁殖と栄養繁殖に大きく分けられます。
種子繁殖は種を植えて植物を殖やすことです。実生とも言います。種子繁殖で殖えた個体は両親の遺伝子を引き継ぐためひとつひとつが遺伝的に別の物になります。
一方で栄養繁殖は植物の栄養器官である根・茎・葉から植物を殖やすことです。挿し木、取り木、接ぎ木、ランナー、球根などなどあります。アボカドの場合、接ぎ木で増やすのが一般的です。
アボカドの接ぎ木。下の台木と上の穂木を切断面で合体します。こんなことが本当にできるんだって、はじめて知ったとき、わたしは衝撃でした。
栄養繁殖では親の遺伝子をそのまま引き継ぐことになるため殖えた個体はすべて遺伝的に同じものとなります。上の接ぎ木の場合は、穂木が、親と同じということになります。そして、売ってある苗はこのようにして、栄養繁殖で殖やした植物です。
苗と実生(種)だったら、どっちの方がおいしいの??
売られている苗は栽培品種といって農業や園芸利用にとって都合のいい物となっているため、優秀です。
栽培品種(さいばいひんしゅ)とは、農業や園芸利用のためにつくられた(育種)、有用な形質を保持する分類群である。 栽培品種は、種より下位に位置する分類階級である。 園芸品種(えんげいひんしゅ)とほぼ同じ意味で用いられる。
引用-Wikipedia
一方で、実生はというと、どんなものができるのかは、実際に植えてみるまでわかりません。寒さに弱くすぐに枯れてしまうかもしれませんし、特徴的な形の果実をつける立派な木になるかもしれません。そして、なんといっても実生のアボカドは「世界に一つだけのアボカド」になります(笑)。
一般的に実生から育てた果物は親に比べて劣っていることが多いと言われていますが、実生でも優秀なものが生まれやすい果物というのはあるそうです。アボカドも世界中には、ものすごくたくさんの品種がありますが、日本で育てられるものという観点で見るとあまり数はありません。ということは…今から種を植えて日本で育つおいしいアボカドを作れる可能性はありますね!
結局、苗と実生どっちがおいしいの??ってことなのですが、「それは種をうえてみるまではわからない!」と言いたいです。
日本全国でアボカドの育種が行われている?!
今、アボカドは流行っていると思います(笑)。そして、アボカドの種を植えることも、また、流行っていると思います。果物の中で一番種が植えられているのではないでしょうか?(←ごめんなさい、勝手な想像です)
今は、ビワとかカキとかカンキツとか民家の庭先でよく見かけますが、30年後にはビワでもカキでもカンキツでもなくアボカドがあちらこちらに生えていて、「〇〇さんとこのアボカドはおいしいよー」とか言われてたりして… なーんてことがあったらすごいですよねー。
まとめ
買った苗から育てるアボカドと食べた後の種を植えて育てるアボカドのちがい、なんとなくわかっていただけたでしょうか。
「農業としてアボカドを栽培しよう!」って方には向かないかもですが、「のんびり待つしいつか実がついたらいいなぁ」ってゆる――――くアボカドを育ててみようという方にはぜひ実生栽培がオススメです!
もちろん、観葉植物としてもすごくかわいいですが、大きな庭があったら庭に一本アボカドの木なんてどうでしょうか?
アボカドの種を育てている方必見!アボカド栽培のほっこりする話。
だいぶ昔、とある町に仲のいいおじいさんとおばあさんがいました。2人とも、おいしいものが大好きで、一緒にいろいろなものを食べることがなによりの幸せでした。
そんなある日、おじいさんが昔の友人と居酒屋で食事をしていたとき、それまでにみたことのない食べ物に出会いました。
「これはなんだね?」
「これは、アボカドというんですよ。とろっとした食感で醤油にすごく合うんです。」
Copyright © photo AC
「…おおっ!これはうまい。おばあさんにも食べさせてあげたいなぁ。アボカド、はどこに売っているのかね?」
「普通のスーパーとかには売ってないのですが、百貨店の果物の売り場にはおいてますよ」
Copyright © photo AC
「…えっ、果物?!」
「はい、果物なんですよ、これ…」
「…ということは、種があったり?」
「そうですね、こんな、ごろっとしたのが」
「今、食べてるこのアボカドの種、私にください!」
家に帰ったおじいさんは、さっそくアボカドのことをおばあさんに話しました。はじめてアボカド、を食べていかにおいしかったかということ、おばあさんにもぜひ一度食べさせてあげたいということ、そして居酒屋の店主が気前よく種をくれたことを楽しそうに話すと、おばあさんは、うんうんとうなずきながら
「うちでそのアボカドとやらができるの、楽しみね」
と目を細めました。
おじいさんは家のわきにアボカドの種を植え、おばあさんと一緒に毎日毎日、成長を見守りました。種がふたつに割れてそこから芽が出てきたときも、新しい葉っぱが赤く染まっていてかわいらしかったときも、おばあさんと
「あと、どれくらいかなぁ」
といいながら、醤油以外に何があうだろうかとか、たくさんとれるようになったら、だれに食べさせてあげようかとか、わくわくしながら想像していました。
しかし、アボカドの木はなかなか実をつけませんでした。毎年みるみる大きくなるものの、10年経っても花すら咲きません。
「おじいさん、なかなか実がつきませんねぇ。」
「うーん。でも、もうちょっと待ってみよう。もしかしたら、ゆっくり、時期をみはからっているのかもしれないよ。」
それから、実のならない木の成長をずっと見守り続けて、さらに5年くらいたったある日の朝、小さくて白い花がぽつぽつと咲いていました。
「おじいさん!アボカドの木に花が咲いているわ!」
「ほんとだね、すっかり高くなっていて、つぼみに気がつかなかったよ。」
「待ち続けてよかった。あと、もうすこしでアボカドが食べられますね。」
ところが、それからまもなく、おじいさんはアボカドを食べられないまま亡くなってしまいました。おばあさんは悲しい気持ちでいっぱいでしたが、おじいさんが残してくれたアボカドの木を大切に大切に育てました。
「きっと、おじいさんが天国からみてくれているよ。」
毎年、春になり咲く白い花をみると、おばあさんはいつも、はじめて花を発見したあの日のことを思い出しました。
そして、おじいさんの13回忌を迎えた年、アボカドの木は実をつけました。秋になったある日、よーくみてみると長細い実が鈴なりになっています。
「おじいさん、アボカドが実をつけたよ。長いこと待って、よかったね。」
「アボカドの木があるらしい」
ということを聞きつけて、たくさんの人が木をみにきました。冬になって実が取れる時期にはおばあさんがはちみつと一緒にジュースにしてみんなにふるまいました。
たくさんの人がアボカドを育てたいとおもい、おばあさんにいろいろ聞きました。
「おいしいねぇ、うちでもそだてられるのかなぁ?」
「どうやったら、たくさん実をつけられるの?」
「そうねぇ、やっぱり一番大事なことは気長に待つことなのかしら。」
おばあさんは微笑みながらこたえました。
おわり
はじめまして
アボカドが好きーーーーー!アボカドの木を探したい!!!
はじめまして、京都の大学でアボカドの勉強をしてる学生です。
日本のどのようなところでどんなアボカドが育つのか調べています。
アボカドって木になるの?とか
日本でアボカドって育つの?とか
勉強を始めた一年前は自分もよく知らなかったのですが、
アボカドは日本で育つみたいです…
そして、勉強を始めてみて面白かったことが、
「食べたアボカドの種を庭に植えたらおおきくなったー」とか
「20年前に植えた種が実を付けた!」とかいうことを
ブログとか、ツイッターとか、フェイスブックとか、インスタグラムとかで発信している人が沢山いたことです。
ずっと前からアボカドを栽培していて、記録に残している人が思った以上にいることに驚きました。
そして、日々、誰かが残した情報を頼りに調査?を進めています。
このブログには主にアボカドに関して勉強したこと、教えてもらったことを書いて記録を残したいと思っています。
よろしくお願いします!