アボカドの接ぎ木
こんばんは!
今回はずっと書こうと思っていて書いてこなかった
アボカドの接木のことを書きます。
このブログでは
アボカドの実生だの苗だのという話を
さんざんしているのですが
いまいち理解しずらいところも多かったのではないでしょうか…
そこで去年の秋、実際に接木されたアボカドが
(今のところ)元気に成長しているので
ブログで紹介させていただきます!
とりあえず「???」ってなている方も
読み進めていっていただければと思いますー
アボカドの接ぎ木
今回接ぎ木をしたアボカドはコチラ!
神奈川県に生育していたアボカドです!
過去に紹介したときの記事です⇩
2016年の冬に訪問した後も
栽培者の方が成育状況などを
こまめに教えてくださっていたのですが…
↑いただいていた写真です
なんと去年の秋、台風で木が折れてしまいました
木がまっすぐ伸びていた上に成育が旺盛だったため
幹が全体を支えきれなかったようです…
台風っておそろしい…(><)
台風の翌日、栽培者の方になんとか
この木を保存する方法はないかという相談をいただき
接ぎ木をしてみよう!
ということになりました。
接ぎ木とは…
ネットで調べたらたくさん出てくるのですが…
植物体の一部を切って他の植物体に癒着させること。前者を接穂,後者を台木という。普通両植物体の形成層同士か芽生えの若い組織同士を合着させる。多くは優良な品種を無性的に保存し繁殖させるために行う一種の栄養生殖である。ウイルスの移行実験などにも用いられる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
要は2つの植物体を合体させることです!
単純すぎたかな…
そしてこの接ぎ木において
結合部分の上下では異なる遺伝子を持った植物体になります
少し説明が入ってしまいましたが、
今回はアボカドの接ぎ木をして、思い入れのある大切な木を残そう!
ということになりました。
(このように遺伝子を残していく無性生殖の方法として
揷し木など、ほかの方法ももちろん考えられるのですが
アボカドの場合は接ぎ木が一番確実なので接ぎ木を選びました。
…いまいちわからない人は飛ばして読んでもらって全然大丈夫です!)
ちなみに、接ぎ木は素人がなんとなくやっても
いまいち成功しなさそうな感じだったので
今回は大学の先生にお願いしてやってもらっていました。
接ぎ木の技術があればわたしも苗屋さんになれるのにな…
アボカドの接ぎ木が芽吹いてきた!
10月下旬に接ぎ木をした穂木が
春になって暖かくなり芽を出しました!
コチラが写真です
途中わたし自身が諦めかけており←本当によくないのですが…
知らせてもらってわかりました。
もともと穂木が弱っていたこともあり
接ぎ木した全ての穂木が無事だったわけではないのですが、
5本接ぎ木をしたうちの2本が生き残っていました。
これからもいい感じでくっつく(活着する)のかは
今の段階ではなんとも言えないそうなのですが
ひとまず芽が出てきたのはうれしいことですね!
まとめ
アボカドの遺伝子を残すには接ぎ木をするのが有効。
アボカドの苗屋さんはみんな接ぎ木苗を作っている。
最後まで読んでいただきありがとうございました!