アボカドは2本一緒に植えたら実をつけやすくなるってホント?!
こんにちは!
今回はアボカドの花のことです。
アボカドを栽培するときに「あーーーー!!!むずかしい!!!!」って
感じてしまうことのひとつに思うように実がならない、ということがあります。
やっぱりアボカドをせっかく育てるからにははやく実を着けてほしい
って思うのはあるとおもいます…
なかなか実のつかない樹に実をつけさせるためには
樹を大きく元気に育てるとかいうことのほかに
「開花パターンのちがう品種を混植する」
という方法があります。
「開花パターンのちがう品種を混植する」……???????
少し専門的な感じになってしまいますが
「開花パターンのちがう品種を混植することで実をつける」
の意味を伝えられるように書いていきますので
ぜひぜひ読んでいただきたいです!笑
長くなりますがおつきあいくださいm(__)m
アボカドは両性花(りょうせいか)である
アボカドは一つの花の中におしべ(雄性器官)とめしべ(雌性器官)の両方を持っています。おしべの作った花粉がめしべについて、アボカドの花は実をつけます。
このように一つの花の中にオスとメスがある花を両性花といいます。
アボカドは雌雄異熟花(しゆういじゅくか)である
だが、しかし!!
アボカドの花は一つの花の中におしべとめしべがあるものの、おしべとめしべが一緒に活動することはありません…
このようにオスとメスが一つの花の中にありながらも活動する時間がずれているものを雌雄異熟花といいます。
アボカドの花はまずメスが活動して、そのあとにオスが活動します。
ここでメスの活動している時間を「雌ステージ」オスの活動している時間を「雄ステージ」といいます
Pollination of Crops, S. E. MCGREGOR
この絵では上が雌ステージでしたが雄ステージになります。
写真だと
雌ステージ
雄ステージ
となります。
アボカドの花は、
つぼみ
↓
花が開く(雌ステージ)
↓
花が閉じる
↓
花が開く(雄ステージ)
↓
花が閉じる
↓
↓
うまくいけば実をつける
という感じで花が開いたり閉じたりします。
また、この花の活動は時間によって制御されていて規則的なものとなっています。
アボカドの花の開花パターンはA、Bの2種類
アボカドの花の活動の規則性(開花パターンという)は2種類あって、
たくさんあるアボカドの品種はAタイプ、Bタイプの2種類のうちのどちらかに分類することができます。
Aタイプ、Bタイプの開花パターンはつぎのようになります。
たとえば、上の表でAタイプと書いてあるところを横に見ていくと
1日目の午前に雌、2日目の午後に雄となっているのですが
これは、
まず雌ステージの花がある日の午前中に咲く
↓
その日の午後には花が閉じる
↓
次の日の午前も花は閉じっぱなし
↓
次の日の午後に雄ステージの花が咲く
っていう感じです!
午前中(または午後)に雌ステージの花が咲いているのか、雄ステージの花が咲いているのかを見ることで
AタイプかBタイプかを判別することができます。
アボカドは「開花パターンのちがう品種を混植することで実をつける」
はい、やっとでてきました!!笑
アボカドはAタイプの品種とBタイプの品種を一緒に植えることで
雄ステージの花と雌ステージの花が一緒にある状態を作ることができるため、
受粉をしやすくなって、実をつけやすくなります
それを少し専門的に言ったら
開花パターンのちがう品種の混植で結実率が高まる
ってなるんですね
まとめ
アボカドの花は雌雄異熟花である。
開花パターンによってA,Bの2タイプに分けられ、両タイプの混植により実をつけやすくなる。
実は似たような記事を以前にも書いていたのですが
改めて自分で見てみたら分かりにくかったので書き直してみました
少しは分かりやすくなったかな……
最後までよんでいただきありがとうございました!!